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出産体験記 ② 

もう限界もう限界、と言ってベテラン助産師に伝える。

「限界?いきみたい感じする?いきみたい?」と聞かれる。
実際のところ、いきみたい、という感覚はよくわからなかったけど、
どうにかこの状況を打破したく、いきみたい、とうなづいてしまう。

ようやくベッドへ。ベッドに横になったら、なるほど、いきみたいカモ。
なんだか無我夢中で、「出していいの?」と聞いたら
ベテランさんが「いま準備してるからね」と言う。

ようやく先生登場。ジャーンって感じ。
先生の言うとおりの呼吸法で、ハイいきんでーというのを3・4回くらい繰り返したら
ドロドロドローっと生暖かいものが出ていく感触。

訳が分からなかったけど、周りが「ああ」と声をあげて
部屋の空気が急にフワっと明るくなったので 産まれたんだ、と気づく。

11時25分。2900グラムの女の子さん。

あまりにあっけなくて、え?もう?と自分でびっくり。
オットーを見上げたら、目がウルウル。赤さんは力の限りの泣き声。

その泣き声が勢い良くてかわいくて、思わず「あはは、どうしたん、どうしたん」などと
声をかけてしまう。シマッタ、、、

赤さんが生まれたら一番最初になんて声をかけるんだろう、と
自分で想像して楽しみにしてたのに、こともあろうことか「どうしたん?」って、
この世に生れてきた瞬間なんだら、どうもこうもないだろうに。

ちょっと検査でいったん赤さんと離れ、私は後処理。オットーは身内に連絡へ。
白いおくるみに包まれた赤さんはとてもかわいい。抱かせてもらう。

いとおしい、という感情で胸がいっぱい。親が病院に来てくれる。

出産が終わって二時間はその場で寝ていないといけないのに
お手洗いに行きたいと言って立ち上がり、ベテランさんを困らせてしまう。

普通そんな立ち上がれないよ、と言われたけど、ぜんぜん平気だった。
だって、元気に産まれてくれたんだもん。それがすべて。もう疲れなんてどこにもない。

病室に移り、約束のキャラメルコーンをオットーに買ってきてもらい、
至福の時を迎える。  私の出産体験記。 

産んだら痛みを忘れるよって言うけど、数日は忘れられなかった。
自分でよく耐えられたなーと不思議なくらい陣痛は痛かった。

でも、たしかに今はもう忘れた気がする。なんだか大変だった、という思い出しか残ってない。
腕の中に赤さん。この子に会えるためなら、あれくらい、なんてことなかった。




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